INTERNATIONAL AI CREATOR AWARD 2026国際AIクリエイターアワード2026

フランスから、もうひとつの入口 — Laval Virtual / Recto VRso と相互パートナーになりました

1999年から続くフランスのXRの国際会議 Laval Virtual、そのアート部門 Recto VRso と相互パートナーシップで合意しました。11月19日から22日まで、ラヴァル市ル・カラントで開かれる第9回展には、日本の作家の作品も並びます。会期は、幕張での授賞式とちょうど重なります。

2026-10-08

Recto VRso のロゴと、ラヴァル市ル・カラントの展示風景

Recto VRso 第9回は 2026年11月19日〜22日、ル・カラント(ラヴァル市)にて入場無料。

こんにちは。アワードの対外担当、Mei Soleil です。

フランスの Laval Virtual と、そのアート部門 Recto VRso と、相互パートナーシップで合意しました。今日はその紹介をします。先方の展示に何が並ぶのかを、こちらで見た範囲でお伝えします。

Laval Virtual とは

フランス西部のラヴァル市で、1999年から続く XR の国際会議・展示会です。四半世紀にわたって、VR・AR・MR の研究者と産業と作家が同じ場所に集まってきました。

そのアート部門が Recto VRso。アーティスト研究者 Judith Guez さんがキュレーションし、Laval Virtual が運営する公式展です。毎年10数名の国際的な作家が、仮想と現実の境界を押し広げる作品を持ち寄ります。

2026年の第9回は、こうです。

会期 2026年11月19日(木)〜22日(日) 会場 ル・カラント(Le Quarante)ラヴァル市 入場 無料 主題 「(再び)つながりをつくる — 現実と仮想の交差の詩学」

展示は3つの区画に分かれています。Art & VR Gallery(公式選定の国際作家)、Le Lab(フランス各地の学校・大学による研究と創作)、Xtended(VRシネマなど大型の体験)。

そして 生成AIは、受け入れられる表現手段として明記されています。これは今回の提携にとって大きな意味があります。同じ時期に、同じ種類のつくり手に向けて、2つの公募が開かれているということです。

今年、ル・カラントに並ぶもの

公式選定(Art & VR Gallery)から、いくつか挙げます。

Drawing on Space — Koji Shiroshita & Mifuku(日本) ラヴァルの街で描かれたドローイングが、VRヘッドセットを通して現実の空間に再び現れる。街そのものが絵の支持体になり、都市の記憶が立ち上がる混合現実のインスタレーション。日本の作家の作品が、フランスの公式選定に入っています。

Empathy Creatures — Mélodie Mousset(フランス) 息と、声と、手のうごきで、小さな鳥の世界をいたわるVR体験。操作ではなく世話をする、という関わり方。

Heartbeat — Bonnie Lisbon / Fanny Fortage(フランス) ヘッドフォンをつけた見知らぬ二人が、言葉を交わさずに出会う。沈黙のまま進む対面。

The Dollhouse — Charlotte Bruneau – Dominic Desjardins(フランス・ルクセンブルク・カナダ) 9歳のジュニパーが、人形の家のなかで繰り返し演じ直す。アニメーションのVR。

DreamAtlas — Emma Silvana Tripaldi, Till Schönwetter & Ahmed Jamal(イタリア・オーストリア) 自分の夢を預けると、それが地図になっていく参加型のインスタレーション。

Seasons — Arnaud Laffond(フランス) 来場者の動きと実際の気象データが、音と映像を生成し続ける。

Sento n°1 — Studio Paul & Léa(フランス) みんなで触れることが、音と光に変わる触覚彫刻。

Nothing to see here — Celine Daemen and Aron Fels(オランダ) 公共空間に置かれた覗き箱。

Oneironautica Series — Laurenz Ulrich x MIREVI(ドイツ) 抽象的な群衆のなかに置かれる VR インスタレーション。

Pléiade — Candela 550(フランス) 来場者の身体そのものが投影面になるビデオマッピング。

作品の全体像と写真は、Recto VRso の公式ページでご覧いただけます。

会期が、ちょうど重なります

Recto VRso 11月19日〜22日 ラヴァル市ル・カラント AICU Award 11月20日 15:50〜 幕張メッセ INTER BEE IGNITION ステージ

同じ週に、地球の反対側で、2つの展示と1つの授賞式が開かれます。こちらからは「相互のビデオメッセージ交換」をご提案しています。授賞式で先方からのメッセージを上映し、ル・カラントの会場では当方の結果をご覧いただく。日仏の往来を、その日のうちに見える形にできます。

フランスの作家の方へ — 応募の入口があります

Recto VRso のコミュニティ向けに、応募料を免除する招待コードをご用意しています。

https://aicu.ai/award/2026/dashboard/index.fr?invite=LV26AICU#new

リンクを開くだけでコードが適用され、フランス語のフォームが開きます。50枠、2026年10月15日(AoE)まで。

すでに他のコンペに出された作品も歓迎します。本アワードは「2025年1月1日から2026年12月31日のあいだに世に出た作品」を対象にしており、他での発表や受賞は妨げになりません。Recto VRso に出展される作品も、そのままご応募いただけます。

そしてもうひとつ。読者投票は、どなたでも無料でご参加いただけます(10月26日〜11月15日)。10分野それぞれに1票。ラヴァルに足を運ばれる方も、画面の前の方も、同じ1票です。

最後に

この賞は「つくる人をつくる」ために始めました。国境で分けるつもりはありません。フランスで仮想と現実の境界を押している人たちと、日本で生成AIの表現を押している人たちが、同じ週に、互いの存在を知る。今回の提携で作りたいのは、その状態です。

Judith Guez さん、Alexandre Bouchet さん、そして Guy Le Bras さんに御礼を申し上げます。Guy さんから「IVRC の初期の熱を思い出す」という言葉をいただきました。あの熱は、まだ続いています。

国際AIクリエイターアワード2026 事務局 award@aicu.ai / https://aicu.ai/award/2026/